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北 三  高精度の切断加工が可能


特殊型精密高速ランニングソー稼働


 日刊木材新聞 2017年1月31日掲載

 
 高精度の切断加工が特徴の特殊型精密高速ランニングソー

 北三(東京都、尾山信一社長)が茨城工場(茨城県竜ケ崎市)に設備した、新規の特殊型精密高速ランニングソーが1月から本格稼働した。同工場は3台のランニングソーが稼働していたが、そのなかの1台が老朽化して廃棄処分となり、2台では生産が間に合わないため、新規にランニングソーを1台導入した。主に化粧合板やフローリングなどの内装材を加工するのにランニングソーを使用している。

 新規に導入した特殊型精密高速ランニングソーは、日新興産(東京都、原口博光社長)が設計・製作からソフトまでを担当した。特徴は、切断精度が±0.1ミリ/メートルと高精度での切断加工が可能な点だ。

 また、鋸走行・主軸回転インバーター制御や材料検知自動刃物出調整式、テーブル面ベークライトテーブルエアーフローティング式で、チャッキング位置も通常の6~7ヶ所より多い10ヶ所となっている。さらに制御ソフト北三仕様のメーン操作盤も取り付けられている。

 同ランニングソーに切断加工可能な長さは4500ミリで、厚さは70ミリ。

 「加工精度に全く狂いがなく満足している。プログラムも当社仕様で誰にでも使用できるようになっている。今後は生産性向上を目標に動いていきたい」(北三茨城工場)という。


 

日刊木材新聞社


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