間柱専用自動釘打機を導入
2×4部材のランバーテック

作業能力、従来比で1.5〜2倍

ランバーテックが導入した間柱専用自動釘打機
 2×4部材供給のランバーテック(埼玉県蕨市、斎藤一男社長)は、茨城県猿島郡境町にあるサカイ第一工場に日新興産の間柱専用自動釘打機を導入、稼動を始めた。

 作業性のアップと品質の向上などを目的としたもので、作業能力については「これまで4人の作業員でやっていたものが、2人ないし3人ででき1.5倍から2倍ほどの作業力アップ」と斎藤社長は話す。
サカイ第一工場は、平成4年の開設で、現在、間柱などの2×4部材を月間200棟ほど生産している。
釘内作業は、これまで作業員がガンネーラーを使って行っていたが、これだと先端と後端がそろわないなどの不便さがある。

 今回導入した自動釘打機は@強力クランプ装置付きなので幅反りや曲がりなどの材でも使用できる、A油圧式のために音が小さく、均一に打てる、Bバラ釘を使用するので連結釘より経済的、などの特徴を持っており、とくに「連結釘に比べると年間40万〜50万ぐらい圧縮できるのではないか」と斎藤社長はみている。

 斎藤社長の話
 作業性と品質の安定を目的として自動釘打機を導入した。2×4住宅が今後も伸びるためには品質の安定や合理化が必要だと思っている。今後もそうした考えで進んでいきたい。

日刊木材材新聞 2004.6.30 (発行所 日刊木材新聞社)