日産8棟の壁パネル墨付装置
日新興産
高速カットで木口印字も可能


日刊木材新聞社 日刊木材新聞掲載  平成20年11月12日 水曜日

2×4機械設備の日新興産(東京都、原口博光社長)は、従来の墨付け装置に比べて4倍近い能力を持つCAD/CAM制御の壁パネル墨付け装置を出品する。2×4、2×6材に対応したもので、生産能力は1日当たり7〜8棟。

1年前から開発してきたもので、原口社長は「従来の墨付け装置とは概念を一新し、高速カットで、しかも木口印字ができるのは業界初ではないか」と話す。

5年前から開発、2年前の東京国際木工機械展に出品した「スーパーオートカットソー」と組み合わせることで、生産量は大幅に向上する。スーパーオートカットソーは、毎分120メートルの送材速度とデータによる自動切断により1回のカットサイクルを短縮したうえ、コンピュータによる部材の最適化で材料効率化を実現した。

切断可能な最大幅と高さは350×150ミリで、大断面集成材から多本数の一括切断まで可能。

同社は機械開発に当たって、「カタログ販売では顧客の要望する生産の合理化、品質の安定・効率化に挑戦する。挑戦する限りは成功させたい」という姿勢を示している。