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戦後73年を迎える今日、日本の森林の自然環境の循環が大きく変化しつつあります。
この20年、林業が衰退して、益々自然環境の循環が悪くなり、本来の森林の役目を失いつつあります。
IPCCの公表やCOP24の取組課題は地球環境規模で環境主題の視点であらゆる生産・建設・消費に於いて、 温暖化対策にシフトした政策の推進が求められます。
「持続可能な社会」の実現を目指して人間の安全保障「SDGs17項目」を発信致します。
木の総合文化・ウッドレガシー推進協議会は、環境の見地から林業・木材産業に関係する企業・団体等の連携・協議を密に行い、同産業の振興に必要な政策の樹立及びその効果的な実施について、国会、政府、行政等に提案致します。
森林の役割
森林はCO2を削減し、空気を洗浄し、素晴らしい水を作り出し、動物、野鳥を育て、何十年もかけて清水となり沢から川に流れ、人が生きて<ための飲料水となり、生活していく米を始めとする農産物の水源となり、人間が生きていくための食料を育て、海へと流れプランクトンを繁殖させ魚を育てる役目も果たしております。
森林は人間に安らぎを与える森林浴、紅葉、家族とのレジャーに貢献をしております。数えたら限がないほど役目を果たしております。
四季のある日本は、様々の種類の木材が育ち、人が暮らす住まい造りに適材の構造材、造作材となり、家具を始めとする数多くの良質の素材を森林が提供してくれています。
人が暮らす健康な家造り、社寺建築の構造材に必要な木を育てる技術(木育)、家造りに必要な木材の加工技術、関連する建具、家具、銘木等の技術など2000年以上前から日本の伝統技術を我々の祖神が残して頂いております。
さらに五穀豊穣を願い、また家族の健康長寿をお願いする鎮守の森には、社寺仏閣等を造り、村落の皆さんが神聖なものとして崇められてきました。
村落の人が心一つにして行う祭りも、祭事の儀式も残して頂いております。
山開き、海開きには、森林の自然の恵みに感謝申し上げ、川上から川下の里の恵みの豊作も祈り、海の魚の大漁を祈り、儀式を行い祈願するのであります。
古来より日本は「木」と「水」の里として、永々と営んでまいりました。日々の暮らしの中で「木」は憩と癒を私たちに与えてくれます。そうした環境は今世紀から、積極的に環境重視政策を採用しない限り破壊されていきます。
木の5大総合文化
○木を植えるために、伐る文化
○木を育てる文化
○木を適材適所に造材し加工し、使う文化
○森林の恵みをレジャーとして楽しむ文化
○自然の恵みに感謝をして神々にお祈りする文化
この様な有難い『森林を育てる文化』が、総合的に、(木の総合文化・ウッドレガシー)推進協議会なのです。
地球の温暖化防止と災害発生防止
最も大切なのは、この7、8年の間、東北大震災を始めとする地震、津波、台風による暴風・集中豪雨、河川の氾濫、豪雨による森林の土砂崩れ等が発生しております。
地球温暖化で気候が変動して今までにない大きな災害が発生して、数多くの死傷者、家屋の倒壊、河川の決壊で農産物や家屋の浸水、インフラの被害が出ています。
地球温暖化を防ぐ一番の対策は、 日本国士の67%の森林を保有するいわば森林大国であり、森林の自然環境の循環を元に戻し、成長した木を伐って植えて、伐って植えて、を繰り返し、木の光合成を活用して「CO2」
を吸収していくことが、子孫に豊かな環境という富を残し、地球温暖化防止に一番貢献すると同時に、毎年続く災害発生を少なくする方法と存じます。
再生可能な自然環境を維持し保全する環境の視点が重要であります。
地震、台風の頻発国としての取組課題
政府が国策として、木材産業(合板、繊維板、LVL、不燃木材、集成材、製材)、建具産業、家具産業、住宅産業等々、数多くの会員関連組織のお力をお借りして日本材の需要を拡大していくと共に、技術の開発をお願いして、日本材の利用範囲を広げて頂き林業の活性化を図り、森林の自然環境の循環を元に戻し、災害の少ない国にする事が大事と思います。
大きな目標を達成して行く為には、環境の見地から昔から守ってきた森林文化、木を育てる文化、木を使用する文化をもう一度見直し、日本材の活性化に努めていくのが、木の総合文化・ウッドレガシー推進協議会の役目と存じます。
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