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日本の木の文化継承図る
ウッドレガシー推進議連設立
ウッドレガシー推進議連設立
林経新聞 2017年4月13日掲載


 

2020年に国際大会開催へ


 「木の総合文化(ウッドレガシー)を推進する議員連盟」の設立総会が4日、東京・永田町の衆議院第2議員会館1階多目的会議室で開かれた。

 当日は会長に衛藤征士郎、会長代行に太田昭宏、幹事長に原田義昭、共同幹事長に石田祝稔、事務局長に中山泰秀、事務局次長に稲津久、武部新の各議員を選定。さらに東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年の3月21日(国連が定めた「国際森林の日」)に、国際木文化学会 (IWCS)などとの共催で国際大会を開くことを目的とし、中期的に以下の事業を推進していくことを決めた。

 1.木のレガシー記念式典の開催、2.世界各国の関係者の参加を得たフォーラム・シンポジウムの開催、3.神社仏閣の新たな本造建築・施設の紹介、4.家具・建具・伝統工芸品・木工機械などの展示会、5.記念植樹などを全国的に展開、6.海外の政府機関・団体の協賛、協力を得て、世界各地の木の文化にかかわる工芸品や音楽、ドキュメンタリーなどの紹介、7.「木育」の普及と推進、8.そのほかの関連する事業―。

 これらを推進するに当たって17年度中に関係省庁などの主導により、その基本理念・計画・実行体制などを検討し、取りまとめを行うための有識者による国内委晨会(仮称) を別途組織する。

 設立総会には「森林整備の重要性や地球温暖化の防止、木材利用の促進などについて理解を深め、『木の文化』の国際的な交流、イベントや事業などを展開して、先人たちが築いた日本の木の文化を引き継いでいこう」―という設立趣意に賛同した100人超の関係著が出席。今井敏林野庁長官は政府を代表し、連盟の活動に対する期待を述べた。

 続いて設立に尽力した木材産業要望活動団体の原口博光代表幹事、日本合板工業組合連合会の井上篤博会長があいさつに立った。

 また学識者による基調講演は、東京農工大学名誉教授の服部順昭氏とTWCSディレクターのMike Wen-Pin Hou氏が行った。



 
 
 
 ▽木の総合文化(ウッドレガシー)を推進する議員連盟の設立総会写真 
  

 ▽木の総合文化(ウッドレガシー)を推進する議員連盟文書
 ▽2020年東京オリンピック・パラリンピックのレガシーに係る要望書 (PDF)

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